メールマガジン「Nutrition News」 Vol.192
第21回ダノン健康栄養フォーラム アンケート結果より
健康長寿社会の実現と管理栄養士の役割 


 2019年914()、有楽町朝日ホールにて第21回ダノン健康栄養フォーラム「健康長寿社会の実現と管理栄養士の役割」が開催されました。健康長寿社会の実現のために管理栄養士が知っておきたい知識について「世界の栄養問題に対する取り組み」「日本人の食事摂取基準の改定」「高齢者の低栄養、運動機能」の3つの側面から第一線でご活躍の先生方にご講演いただき、また、在宅ケアをテーマとしたパネルディスカッションでは、在宅ケアの現状、やりがい、課題など様々な“リアル”な声をお聞かせいただきました。

 会場には約620名が来場され、真剣な表情で先生方のお話に耳を傾けられていました。アンケートの結果でも、93%の方がフォーラムの内容について「良かった」と回答されるなど、満足度の高いフォーラムとなったようです。

 今回は、第21回ダノン健康栄養フォーラムのアンケートの結果から、来場された皆さまのご意見をご紹介します。(アンケート回答数478

※「大変良かった」「良かった」各回答の合計

第21回ダノン健康栄養フォーラムの内容について

 

 フォーラムの内容については、「幅広い視点から話を聞くことができた」「専門的で質の高い話を聞くことができた」というご意見がとても多く見られました。また、「今の仕事に活かせる内容だった」というご意見や、逆に「自分の専門とは違う立場の話を聞いて参考になった」というご意見も見られるなど、職域に関わらずフォーラムの内容にご満足いただけたようです。

 また、今回特に多く寄せられたのが「管理栄養士として何をすべきかが分かった」「気持ちが引き締まった」「現場のお話を聞いて元気が出た」「先生方のお話しが心に響いた」「実務経験はないが勉強して現場に出てみようと思った」などのご意見です。当フォーラムがご来場の皆様にとって何かを感じたり考えたりするきっかけとなったり、また、今後に向けて一歩踏み出すための一助となったのなら、これほど嬉しいことはありません。

管理栄養士・栄養士に求められるスキルについて

 アンケートでは、管理栄養士・栄養士が現場で必要とする知識やスキルについてもご回答いただいています。その中で多く見られるのが、「エビデンスに基づいた知識」「最新の情報」「コミュニケーションスキル」などの回答です。管理栄養士・栄養士には最新の正しい知識をもって業務にあたることが求められます。様々な情報があふれる中、エビデンスに基づいた情報を選択する力を持つとともに、最新情報に常にアンテナを張っておく必要があるでしょう。

 また、専門的な知識を分かりやすく伝えたい時、対象者の行動変容を促したい時、他職種との連携が必要な時など、管理栄養士・栄養士の業務において、コミュニケーションスキルが求められる場面は多くあります。対象者の状況をアセスメントする力、対象者に合った指導をする力をつけるとともに、他職種との連携においては栄養以外の分野についても知識を深めておく必要があるかもしれません。

 その他、統計や血液検査結果などのデータを読み解き、活用するスキルを必要とする、という回答も多く見られました。

 今回のフォーラムの中では、しばしば“エビデンスに基づいて”“論理的な思考で”“対象者に寄り添って”ということが言われていました。これらは管理栄養士・栄養士に求められるスキルを集約しているとも言えるかもしれません

第22回ダノン健康栄養フォーラム開催決定

 第22回ダノン健康栄養フォーラムは、2020年926日(土)に有楽町朝日ホールにて開催することが決定しています。テーマは現在検討中ですが、皆さまからのご意見や、健康・栄養に関する最新の動向などを踏まえ、管理栄養士・栄養士の現場で活かせる最新の情報をお届けする予定です。事前登録制にてライブ配信も行いますので、会場にお越しいただける方はもちろん、会場での聴講が困難な方もぜひご参加ください


▽第21回ダノン健康栄養フォーラムの概要は、以下をご覧ください↓
  • ごはんだもん!げんきだもん!~早寝・早起き・朝ごはん~
  • ダノングループ・コーポレートサイト

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