メールマガジン「Nutrition News」 Vol.189
健康・栄養に関する学術情報
行動変容がメタボリックシンドロームの予防のために最も重要です

 肥満、特に内臓脂肪の蓄積は糖尿病などの代謝疾患の原因としてよく知られています。著者らは健康教育プログラムが職域においてもメタボリックシンドローム指標の改善に重要であることを示す目的で、労働者に対してヒト試験を実施しています。このなかで、リバウンドが小さく実質効果のより高い教育プログラム作りを目指しています。

内臓脂肪面積のモニタリングを行いながら食育を実施し、また、食育効果の補助のための弁当提供を加えたメタボリックシンドローム改善プログラムによる介入を実施しました。 介入前後の各指標の変化について調べた結果、腹囲、内臓脂肪面積、収縮期血圧の改善が認められ、男性に限れば、体重の低下も認められると報告されています。この事実は、行動の変容がメタボリックシンドロームの予防に直結する事を示すものではないかと思われます。


参考

詳細は下記論文をご参照下さい。

日本栄養・食糧学会誌 第72巻 第1号 19-26 (2019)

本論文はオンライン公開されており無料で閲覧できます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/72/1/72_19/_pdf/-char/ja

 

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