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メールマガジン Nutrition News vol.88
平成24年11月15日
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メールマガジンNutrition News 平成24年11月号を
公益財団法人ダノン健康栄養財団(DIJF)からお届けいたします。
※このメールは配信を希望・承諾された方にお送りしています。
※MSゴシックなどの等幅フォントで最適にご覧いただけます。
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☆ INDEX ☆
1. DIJFからのお知らせ
(1) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s new!
(2) 食育授業のご紹介
2. 2010年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告
3. トピックス
「健康日本21(第2次)」
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1. DIJFからのお知らせ
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(1) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s new!
☆「時短朝食レシピ」では、『風邪予防のためのレシピ』をテーマに、話題の塩ヨーグルトを使ったヘルシーサンドや旬の野菜のシチューなど免疫力アップに効果があるメニューを紹介。
☆「みんなの朝弁レポート」では、小4女子がお母さんの代わりに家族で出かける時に食べる朝弁作りに奮闘している様子をお父さんがレポートしてくれました。
☆12歳以下の少年少女の国際サッカー大会「ダノンネーションズカップ」世界大会で準優勝した日本代表チーム“レジスタFC”の監督、代表に強さの秘訣やポーランド大会の様子(食生活など)を取材しました。
☆スポーツ栄養学コーナー「食べ物パワーを味方につけろ!」では、『秋の味覚とサッカー選手』と題し新米や旬の魚の話題と、サッカー選手のパフォーマンス向上にも効果がある話を載せています。
今回も盛りだくさんの情報をお楽しみ下さい!
DIJFでは、成長盛りのお子様たちに食べものやからだについて知ってもらい、より元気で健康になるためのヒントを提供できればと、本年1月より都内の小・中学校にて『早寝、早起き、朝ごはん』をテーマにした生活習慣改善のための食育講座を行っています。
また7月より1~2か月に1回のペースで、関東のジュニアサッカーチームにてスポーツ栄養に関する食育講座も実施しています。管理栄養士の先生を講師に、クイズを交えながら朝食摂取やバランスの良い食事がサッカー選手にとっても大切である事をわかりやすくお話しいただきます。
講座後のアンケートでは「とても役に立った」「すぐ実践したい」等大変好評をいただいております,
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2. 2010年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告
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2010年度ダノン学術研究助成金は多数の応募の中から6名の研究者に授与されました。その中から今回は、静岡県立大学食品栄養科学部 合田敏尚先生の受賞研究報告の内容をご紹介します。
「食品成分による消化吸収関連遺伝子発現調節を介した食後高血糖抑制とその応用に関する研究」
静岡県立大学食品栄養科学部 合田 敏尚 先生
糖尿病のような代謝性疾患のリスクを低減させる食生活を提案するためには、三大栄養素による摂取エネルギーの総量とエネルギー比率を考慮 するとともに、炭水化物と脂質の組成を考慮することが必要と考えられますが、この点を実証した研究はほとんどありません。糖尿病の発症の前段階では、食後高血糖がみられ、これがインスリン過剰分泌および肥満 をもたらし、インスリン抵抗性を増大させますので、食後高血糖を抑制する食事組成を検討する必要があります。
著者はこれまで糖質の消化吸収にかかわる膜消化酵素や吸収担体の遺伝子発現調節機構を検討する中で、これらの遺伝子発現が糖質の消化・吸収速 度を変動させる食事条件によって転写のレベルで制御を受けることを明ら かにしました。
たとえば、難消化性デンプンのように消化速度が遅くグリセミックイン デックス(GI)の低い糖質あるいはα-グルコシダーゼ阻害剤を添加した飼料をラットに摂取させると、小腸上部における糖質消化吸収関連 遺伝子の発現が低下しました。すなわち、日常的に摂取する食事の組 成を変えることによって、消化管を食後高血糖の起こしにくい状態に維持できる可能性が考えられました。
そこで、本研究では、日本人における通常の食品構成の中で、GI に寄与する食品群および個別食品を検索して日本食型低GI 食を設計し、その低GI 食を被験者に摂取させ、低GI 食の摂取によって、代謝性疾患リスクの指標が変化するかを検討しました。さらに、食後の血糖上昇に関わる食事要因によってもたらされる代謝性疾患リスクの変化 を感度よく検出できる炎症評価指標を血液成分の中から探索し、健診受診者を対象にしてその妥当性を検討しました。
▽研究要旨は↓
┗ https://www.danone-institute.or.jp/mailmagazine/678/
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3. トピックス
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健康日本21(第2次)
平成12年度から平成24年度までの12年間推進されてきた「21世紀にお ける国民健康づくり運動(健康日本21)」が平成24年度末で終了となり ます。これを受け、その基本方針(国民の健康の増進の総合的な推進を図 るための基本的な方針)が見直され、7月10日に全部改正(健康日本21 (第2次))が告示されました。
今回の改正のポイントとなるのが「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」 です。「健康寿命」とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活で きる期間のことです。日本の平均寿命が世界でも高い水準にある一方で、これ からの日本社会は疾病や加齢により、医療や介護にかかる負担が大きくなると 考えられています。これまでのような高い経済成長が望めない可能性がある中 で活力ある社会を実現するためには、生活習慣病を予防することや、社会生活 に必要な機能を維持・向上することなどが重要です。
▽続きは↓
┗ https://www.danone-institute.or.jp/mailmagazine/676/
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【発行】公益財団法人ダノン健康栄養財団
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