メールマガジン「Nutrition News」 Vol.232
第24回ダノン健康栄養フォーラム アンケート結果より
環境と健康を守る食事について考えるーnutrition for allー

 令和4924()に、第24回ダノン健康栄養フォーラムがオンラインにて開催されました。「環境と健康を守る食事について考えるーnutrition for allー」をテーマに、私たちが現在直面している食料問題や、最近注目されている食素材、食品新技術などについて、それぞれ第一線でご活躍の先生方にご講演いただくとともに、 “人と地球の健康を支える”という役割を担うこれからの管理栄養士・栄養士の在り方についてディスカッションを行いました。

 当日のライブ配信と1週間の見逃し配信を合わせて約1,100名の方にご視聴いただき、そのうち260名からアンケートの回答をいただきました。

フォーラムの内容の評価

 フォーラムの内容については、ほぼ全ての方が「良かった」と回答しました。理由としては「環境という視点で健康について考えるきっかけとなった」「これからの栄養を考える上で重要ではあるが、自分の知識が足りない分野のテーマであった」「栄養士として今何ができるかを考えるきっかけとなった」「難しいテーマではあるが、これからの管理栄養士・栄養士にとって必要な内容だった」などの意見が多く挙げられていました。

※ 「大変良かった」と「良かった」の合計


【フォーラムの内容の評価】


管理栄養士・栄養士が考える、“必要なスキル”と“日本の健康課題”

 管理栄養士・栄養士に求められる知識やスキルについて尋ねた項目では、「科学的根拠に基づいた最新の知識」など、情報があふれる中で常に知識をアップデートしていく必要性を挙げる回答が多く見られました。また、「対象者に合わせた栄養指導スキル」「対象者のやる気を引き出すスキル」「話術」「表現力」「傾聴スキル」など、コミュニケーション能力に関する回答も多く、中には「遊び心」という回答も見られました。

 また、社会情勢など栄養とは異なる分野にもアンテナを張ることが重要とする回答もいくつか見られるなど、管理栄養士・栄養士に幅広い視野が求められていることが垣間見える結果となりました。

 

【管理栄養士、栄養士に必要な知識やスキル(一部抜粋)】

 

 今回のアンケートでは、昨年に続き、日本社会が最も関わっていくべき健康・栄養の課題についても伺いました。回答は多岐にわたっていましたが、中でも「健康寿命の延伸」や「高齢期の健康問題(認知症、フレイル等)」が重要であるとする回答は特に多く見られました。

 また、食品などの値上げが続く中、経済格差に伴う栄養格差が拡大することを懸念する意見も多く見られました。

【健康・栄養についての課題(一部抜粋)】

フレイルをテーマに第25回ダノン健康栄養フォーラム開催決定

 第25回ダノン健康栄養フォーラムは「健康寿命延伸におけるフレイル対策の重要性」をテーマに、令和5年9月23日(土)に開催することが決定しました。人口の高齢化が進む中、国が策定した「健康寿命延伸プラン」においても具体的な取組としてフレイル予防が位置づけられるなど、フレイルへの対策は喫緊の課題であり、管理栄養士・栄養士の果たす役割も大きいと考えられます。そこで、今回のフォーラムでは、「身体的な側面」「精神・心理的な側面」「社会的要因」「口腔機能」など、様々な視点からフレイルについて考えます。
 4年ぶりの会場での開催を予定していますが、事前登録にてどなたでも視聴できるアーカイブ配信も実施予定です。多くの方のご参加をお待ちしています。

▽第25回ダノン健康栄養フォーラムの詳細は、以下のURLおよびメールマガジン、公式SNSにて随時お知らせいたします。↓
  • ごはんだもん!げんきだもん!~早寝・早起き・朝ごはん~
  • ダノングループ・コーポレートサイト

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