<新年のご挨拶>

 コロナ禍の中で迎える新年ではありますが、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 ダノン社はいまOPOHを標語に活動をしています。OPOHとは「One Planet, One Health」のこと。我々の健康は地球の健康(地球環境)と一体であり、地球環境に負荷をかけないことが、我々の健康を維持するうえで必須であるという一種の哲学です。地球環境の劣化を抑えられるかどうかは、人間活動の在り方に強く依存しているので、これはただでさえ大変難しい問題ですが、昨年世界を席巻した新型コロナウイルスは、OPOHを目指す活動にも多くの負の影響を与えました。食料生産、製造・加工、流通・販売、安全管理、教育、日常の食生活など、食に関わるほぼすべての要素が影響を受けたと言っていいでしょう。  
 そのような中、「健全な食と栄養による人々の健康向上」をめざすダノン健康栄養財団は、昨年もできる限りの努力をしてきました。当財団の3つの柱である①研究者に対する研究費助成、②健康・栄養分野の関係者に対する研修、③一般の方々に対する食育等の情報提供は、「3密」を避けなければならない社会状況の中でも、以下に述べるように一部手法を変更しながら、例年に近い活動を遂行することができたと思っています。   
 学術研究助成については、昨年も多数の応募があり、研究者たちがこの状況にもめげず、積極的に研究を進めようとしている意思を感じました。しかし、コロナ禍で研究が計画通りに進められないというケースが少なからずあることも分かりました。財団としては、このような問題には研究者目線からフレキシブルに対応してまいりたいと思っています。
 研修活動として毎年行っている「ダノン健康栄養フォーラム」(日本栄養士会との共催)では、栄養士会の中村丁次会長による「Withコロナと地球にやさしい健康な食事」という基調講演、続いて三大栄養素と健康・疾病との関係を新しい視点から解説していただく3つの講演、というプログラムを準備しておりました。しかし、例年行っていた大ホールにおける講演会という形式が今回はとれず、今年の第22回フォーラムはすべての講演をオンラインで行うことにいたしました。幸いに9月に行ったオンラインフォーラムは例年の2倍近くの視聴者に全国から参加していただき、好評をいただきました。

 情報提供活動として、メールマガジン「Nutrition News」の発刊は予定通り行われましたが、小・中学校などの教育現場で行って大好評だった「食育セミナー」や、ジュニアスポーツチームの選手や保護者を対象にした「スポーツ栄養講座」は、春から実施できなくなり、講座の収録動画を貸し出して視聴していただくというような対応をいたしました。    
 ダノン健康栄養財団が目指す「健全な食と栄養」は、どのような時代になっても人類にとって最重要の目標の一つです。OPOH活動の中でも、私達は「食による疾病予防」や「新しい栄養・食品機能の解析」とともに、「全世代を対象とする食事・栄養改善による健康長寿の実現」を目指すことによって、少しでも社会に貢献をしたいと思っております。  
 
 これから新型コロナウイルス感染の状況はどのようになっていくでしょうか。年末における世界の感染状況を見ると、まだこの状態はしばらく続くと考えたほうがよさそうです。しかし、当財団は2021年もこれまで同様、各種事業を可能な限り円滑に実施していけるように準備を進めてまいります。今後とも当財団に対して一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 


                                                                                          公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長 清水 誠

 

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