開会挨拶 

15osawa_size_op公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長
愛知学院大学心身科学部健康栄養学科 教授
大澤 俊彦先生

 本日、ここに「第15回ダノン健康栄養フォーラム」を開催することとなりました。
 このフォーラムは、フランスに本社を有する世界的な食品会社であるダノングループにより「健康と栄養」に関する研究の支援、様々な情報の提供を目的に設立された非営利の学術組織の公益財団法人ダノン健康栄養財団と公益社団法人日本栄養士会の共催により行われます。
 これまで、「健康と栄養」に関する最新の情報提供の目的で様々なテーマでフォーラムを開催してきましたが、本年は、「これからの健康づくりをどう支えるか」というテーマでフォーラムを開催することになりました。平成25年度から10年間の計画として発表された「健康日本21(第二次)」は、全ての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現し、その結果、社会保障制度が持続可能なものとなることをねらいとしています。このような背景で、最初の基調講演として河野美穂先生により、「これからの日本の健康づくり─健康日本21(第二次)─」とのタイトルで、特に、活動の目標や推進に向けての具体的な提案の内容を中心にご講演いただきます。
 基調講演に続いて、ダノン健康栄養財団でもサポートしている「朝食」キャンペーンの基盤となる「時間栄養学」に関しての最新の研究について、早稲田大学の柴田重信教授により動物モデルでの研究を中心に「時間運動学」や「週間健康科学」の重要性なども含めて、興味あるご講演をいただきます。続いて、共催団体である日本栄養士会の下浦佳之常任理事より、地域に密着した栄養ケア支援による人材の確保と拠点整備への取り組み状況を紹介していただくと共に、地域連携における栄養ケア・ステーションの役割に関してご講演いただきます。講演3としては、(独)国立精神・神経医療研究センターの功刀浩部長より、メンタルヘルス、特にうつ病と栄養との関連に焦点を当てた興味あるご講演を頂き、最後に、(独)国立健康・栄養研究所の宮地元彦部長より、健康づくりにおける運動の役割について、特に科学的エビデンスの必要性とともに、平成25年に発表された「健康づくりのための身体活動基準2013」や「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」を中心に運動の実践の重要性に関してご講演いただきます。
 今回のフォーラムのテーマは、ご参加の皆様にとって非常に関心の高いものであり、これからの活動のご参考になる内容を含むものであると考えております。

 

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