<新年のご挨拶>

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 気候変動によるものと思われる大災害、IoTの発展がもたらす新しい社会システムの構築、ゲノム編集などを利用した新しいバイオ・医療の世界の変革、AI技術による人間の行動様式の変化など、地球規模の大変動を予感させた2019年が終わりました。上記の問題は、いずれも食・栄養・健康の問題と密接に関わっています。変わっていく世界の中で、食や栄養に関わる我々は何をすべきか、しっかり情報を集め、勉強して備えなければなりません。

 

 そのような中、ダノン健康栄養財団は、昨年も健全な「食と栄養」による小児の健康維持、健康長寿を目指し、①研究者に対しては「プロバイオティクスや小児・高齢者栄養」に重点をおいた学術助成、②健康・栄養分野の専門家に対しては健康栄養フォーラムとメールマガジンを通した栄養と健康に関する情報提供、③一般の方へは、財団のホームページを通した食育に関する情報提供、および講座を通した食育の実践を行ってまいりました。  

 

 学術研究助成、メールマガジン「Nutrition News」の発刊は予定通り行われました。研究者から多数の応募がある学術助成に関しては、選考委員会での厳正な評価により、一般研究助成と若手研究助成課題を選考いたしました。また一般の方に向けた食育情報は、財団のホームページを介して多数の皆さんにアクセス頂いています。幼児から大人の方まで幅広い年齢層に楽しく健康な食に関する知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で行っている講座「食育セミナー」も、年々、開催依頼が増えています。ジュニアスポーツチームの選手および保護者を対象にした「スポーツ栄養講座」も大好評です。

 

 「公益社団法人日本栄養士会」との共催の「第21回ダノン健康栄養フォーラム」は、高齢化で必要度が増している在宅ケアにおける栄養士の取り組みの現状・課題に関するパネルディスカッションを含め、「健康長寿社会の実現と管理栄養士の役割」というテーマで昨年9月に開催しました。皆さんにとって関心の高いテーマであったと考えられ、参加者は620名。アンケートでの満足度も高く、大好評でした。また、視聴用サイトから動画をライブ配信することにより、140名の方に遠隔地からフォーラムを視聴して頂きました。

 

 ダノン健康栄養財団が目指す健全な「食と栄養」は、どのような時代になっても人類にとって最重要の目標の一つです。私達は、食による生活習慣病の発症の予防や新しい栄養・食品機能評価の確立とともに、小児・妊婦から成人・高齢者にわたる栄養の改善を通して「健康長寿」の実現を目指しております。本財団の活動を通して少しでも社会に貢献できればと願っています。  

 
 今後とも、一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

                                                                                          公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長 清水 誠



※IoTとは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。

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