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   メールマガジン Nutrition News vol.140
                    平成28年6月15日

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 メールマガジンNutrition News 平成28年6月号を
 公益財団法人ダノン健康栄養財団(DIJF)からお届けいたします。

 ※このメールは配信を希望・承諾された方にお送りしています。
 ※MSゴシックなどの等幅フォントで最適にご覧いただけます。

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☆ INDEX ☆

 1. DIJFからのお知らせ
(1)「第18回ダノン健康栄養フォーラム」の参加申込み受付中!
(2)「平成29年度ダノン学術研究助成金」応募受付中!
(3)食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s New!
(4)「第10回ダノン国際栄養学術賞」の授賞がされました。
 
  2. 平成26年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告
       
 3. 健康・栄養に関する学術情報
 「腸内フローラへの介入と腸管免疫修飾による動脈硬化予防」 

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    1. DIJFからのお知らせ 

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(1) 「第18回ダノン健康栄養フォーラム」の参加申込み受付中!

 本年10月8日(土)開催の「第18回ダノン健康栄養フォーラム」は、6月1日より参加申込みの受付を開始しました。『腸内細菌と健康』をテーマに基調講演と3講演の構成に加え、厚生労働省担当官による「栄養関連の平成28年度診療報酬改定について」の特別講演も予定しております。
会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区)
*参加費無料。
*ご来場の聴講者には、日本栄養士会による生涯教育 実務研修 全分野共通90-110 講義2単位を配布。
※お申込みは先着順にて、定員(会場参加は700名まで)になり次第受付終了とさせて頂きます。参加の可否は、参加票の発送をもって代えさせて頂きます。
※但し、本フォーラムは視聴用サイトにて全国各地で聴講可能なライブ動画の配信も実施致します。(視聴サイト参加の定員はございません。) ライブ配信視聴ご希望の場合も、公式サイト上のフォーラム申込みフォームをご入力の上エントリーお願いします。
※ライブ配信をご聴講頂いても、日本栄養士会の生涯教育単位は適用されませんので、予めご了承ください。 皆様のご応募お待ちしております!

▽フォーラムのプログラム及び参加お申込みは↓
https://www.danone-institute.or.jp/forum.html 
 

(2)  「平成29年度ダノン学術研究助成金」応募を受付中です!

 現在、「平成29年度ダノン学術助成金」の応募を受付中です。応募方法は、当財団ホームページから応募要項・申請書をダウンロードの上、必要事項をご記入いただき、E-mailまたは郵送にて当財団事務局宛にご提出下さい。申込み締切は、7月31日となっております。
多くの方のご応募、お待ちしております!
 
▽平成29年度ダノン学術研究助成金応募要項・申請書は↓ 
https://www.danone-institute.or.jp/research.html
 
 
(3) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s new!。

☆「時短朝食レシピ」…様々な料理に使えて便利な豆腐。絹ごし、木綿など種類も豊富で栄養も豊富。スイーツ系からお惣菜まで、バリエーション豊かで美味しい豆腐料理をご紹介します!

☆「スポーツ食育インタビュー」…リオ・オリンピックでの活躍も期待される卓球日本代表男子チームのストレングス&コンディショニングコーチを務める田中礼人さんに、アスリートの身体作りに大切な食事の役割やトレーナーの役割についてお話頂きました。

☆「スポーツ栄養講座」…カルシウム摂取が期待される牛乳・乳製品は、良質たんぱく質も豊富で熱中症予防にも役立ち、夏にも飲む習慣をおすすめします。また、手軽で安価、成長期に必要な栄養素が豊富な“サバ缶”についてもおすすめ食品として取り上げています。

☆「食育出前授業Q&A」…食育講座の際に良く出る質問から、今月は『寝だめはできる?』と『よく噛むと体に良い?』に管理栄養士“まりこ先生”がお答えしています。

▽食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」は↓
http://www.genki-danone.jp/
 
 
(4) 「第10回ダノン国際栄養学術賞」の授賞がされました
 
米国サンディエゴにて開催された「Experimental Biology 2016」の期間中の4月6日に、第10回ダノン国際栄養学術賞(Danone International Prize for Nutrition)の授与式が行われ、サザンプトン大学(University of Southampton・英国)栄養免疫学教授のPhilip Calder教授が受賞の栄誉に輝きました。
Calder教授は脂肪酸の代謝と機能、特にn-3系多価不飽和脂肪酸(EPA, DHAなど)の免疫系が関与した炎症や疾患(アレルギー、炎症性腸疾患、心血管障害など)に及ぼす効果について多くの業績を上げてきました。基礎研究とともに、ヒトでの摂取効果についても多くの研究を行い、その結果は栄養ガイドラインや新規の治療法の開発にも活かされてきました。食品と健康の研究に新たな地平を切り開いたことを賞賛して、ダノン国際栄養学術賞が贈られました。ダノン国際栄養学術賞は、栄養学分野のノーベル賞ともいわれるもので、2年毎に公正で厳密な審査を経てダノン・インスティテュート・インターナショナルから授与されます。

▽詳細は↓
http://www.danoneinstitute.org/nutrition-science-support/philip-calder
http://www.danoneinstitute.org/wp-content/uploads/2016/04/2016DIPN_PF_ENG.pdf 
 
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   2. 平成26年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告

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 平成26年度ダノン学術研究助成金は多数の応募の中から6名の研究者に授与されました。その中から今回は、熊本大学発生医学研究所 多能性幹細胞分野(現勤務先:東京工業大学 生命理工学院) 白木伸明先生の研究報告の内容をご紹介します。

「ヒトiPS細胞膵臓分化誘導系を用いた生活習慣病胎児期発症説(Barker説)の検証」

熊本大学発生医学研究所 多能性幹細胞分野
現勤務先:東京工業大学 生命理工学院   白木 伸明 先生

 世界中で高血圧、高脂血症、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病が著しく増加しています。生活習慣病は、遺伝素因と環境因子(生活習慣)の二つが発症に関わっていると考えられますが、さらに母親の胎内環境が生活習慣病の発症に深く関与することも明らかになってきました。この生活習慣病胎児期発症説(Barker説)に関しては、疫学、動物実験、分子レベル等多方面にわたって積極的に研究が行われており、膵臓に関してはラットやマウスを用いた実験で、胎児期の低栄養により出生後の膵臓β細胞の数が減少することが報告されています。しかし、ヒトにおける検証は非常に困難です。本研究では、ヒトの発生過程を模倣するヒトiPS細胞の膵臓分化誘導系をモデルとして生活習慣病胎児期発症説を検証することを目的としました。
 
 
 
 
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   3. トピックス

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 「腸内フローラへの介入と腸管免疫修飾による動脈硬化予防」
 
最近の研究の進展によって、常在腸内細菌叢(腸内フローラ)と腸管免疫調節との関係や、疾患発症との関連性が解明されつつあります。特に、腸内細菌叢と肥満、および糖尿病をはじめとする代謝性疾患の発症との関連性が報告されており、疾患の予防を目的とした治療的介入も視野に入れた研究が進められています。同様に、動脈硬化研究の領域でも、腸内細菌叢の病態への関与や、腸管免疫修飾による新規予防法の取り組みなどの報告がされています。
今回は腸管と動脈硬化との関連性に注目して、今まで報告された研究成果をふまえて、今後のこの研究分野の展望について論じた総説論文を紹介します。なお、本論文の筆者らも腸管からの動脈硬化予防法の開発研究を進めており、筆頭著者の山下智也先生には第18回ダノン健康栄養フォーラム「腸内細菌と健康」(10月8日、有楽町朝日ホールにて開催)でご講演頂く予定です。 
 

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 【発行】公益財団法人ダノン健康栄養財団
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